【行動の起動】何からやるか迷う時の「段取り引き算」。フリーズを解き自分を助ける技術|パソブロ

重圧を1秒で引き算するチェックリスト

かつて、「よし、やるぞ!」と意気込んで机に向かったものの、何から手をつけるか迷っているうちに脳がパンクし、気づけば何もできなかった私が、脳をフリーズさせる「段取りの迷い」を引き算するヒントをお伝えします。

この記事でわかること
  • 脳の「作業スペース(ワーキングメモリ)」を段取りだけで満杯にしない方法
  • チェックリストを「自分を縛るもの」から「自由にする棚」へ変える思考法
  • 迷いを消して最初の一歩を踏み出すための、3つの1秒アクション

※当サイトの内容は医学的アドバイスではありません。20年の学習指導経験に基づき、完璧主義ゆえに動けなくなる受験生を数多くエスコートしてきた知見から、脳を軽くして行動を起動させるための考え方を共有しています。

「よし、やるぞ!」と決めたはずなのに、机の前に座った途端、何から手をつければいいか迷って時間が過ぎてしまったり。
気がつくと、掃除を始めてしまったり、スマホを触っていたり。

「さっきまでのやる気はどこへ行ったんだろう」
そうやって、自分の意志の弱さを責めてしまうことはありませんか?

でも、大丈夫。
あなたが動けないのは、意志が弱いからでも、段取りが悪いからでもありません。
真面目なあなたが「効率よく進めよう」と頭の中だけで段取りを組もうとした結果、脳の「作業スペース」が満杯になって、フリーズしてしまっているだけなのです。

頭の中だけで考えるのは、机の上を散らかしたまま作業するのと同じ

少しだけ、勉強机を想像してみてください。
私たちの脳には、一時的に情報を置いておく「作業机(ワーキングメモリ)」があります。でも、その机はとても小さいのです。

「あれもやらなきゃ」「この順番の方がいいかな」「あ、あれも忘れてた」
頭の中だけで段取りを組もうとするのは、その小さな机の上に「やるべきこと」という書類を山積みにしているようなものです。
机が書類で埋め尽くされていたら、肝心の「ノートを広げて勉強するスペース」がなくなってしまいますよね?

これが、動けなくなる正体です。
脳のエネルギーが「覚えること」と「迷うこと」に使われてしまい、「手足を動かすエネルギー」が残っていないのです。

チェックリストは、あなたを縛るものではなく「自由にするもの」

「リストを作る」と聞くと、なんだかノルマに追われているような、窮屈なイメージを持つかもしれません。
でも、PASOBLO流のチェックリストは少し違います。

それは、机の上の山積みの書類を、一旦横の棚に片付けるようなものです。
「次に何をすればいいんだっけ?」と悩むタスクを紙に書き出してしまえば、あなたの脳の机は広々と片付きます。

「私がこれまで寄り添ってきた方々の中にも、非常に優秀なのに「最初の一歩」で立ち止まってしまう方が多くいました。彼らに共通していたのは、完璧な段取りを頭で組もうとする真面目さでした。その「重たい段取り」を紙に書き出し、脳から引き算してもらうだけで、彼らのペンは軽やかに動き始めました。」

考える手間を引き算し、空っぽになった軽やかな頭で目の前の学びに集中するための、3つの「1秒アクション」です。

迷いを消して動き出す 3つの1秒アクション

1秒アクション

「最初の3つ」だけを、1秒で紙に書き出す

やるべきことを全部書こうとすると、その量に圧倒されてしまいます。「ペンを持つ」「ノートを開く」「1行読む」という、今すぐできる最初の3つだけを書き出してください。頭の中の「書類」を紙に移すだけで、脳のスペースが解放されます。

リストの項目を「1秒でできること」まで細かく砕く

「第1章を勉強する」だと重すぎて脳が警戒します。「参考書を机に置く」「日付を書く」といった、絶対に失敗できないレベル(スモールステップ)まで細かくすることが、フリーズを防ぐ最大のコツです。

「できた!」のチェックを、自分への小さな拍手にする

項目を線で消す瞬間は、あなたが自分との約束を守った誇らしい瞬間です。チェックを入れるときに「よし!」と1秒だけ自分を褒めることで、脳内で『できた!』という達成感が信号となって、もっと進みたくなっていきます。

桜ソウジ
桜ソウジ

僕もよく頭の中がパンクして動けなくなります。

そんな時は、自分専用の「シンプルすぎるリスト」に頼って、脳の荷物を降ろしちゃいましょう!

あなた専用の「心の地図」を持って歩き出そう

暗い夜道も、足元を照らす小さなライトがあれば、安心して一歩を踏み出せます。
チェックリストは、まさにあなたの足元を照らしてくれる、優しい光です。

「次はこれだけでいいんだよ」と自分にささやいてくれるリストがあれば、もう大きな目標や、複雑な段取りに怯える必要はありません。

完璧な計画表は必要ありません。
今日は、今のあなたを一番楽にしてくれる「小さなしるし」を、一つだけノートに書いてみませんか?