「いつか、あの人と同じステージで話せるようになりたい」
本や画面の向こうにいる憧れの人、あるいは職場の尊敬する先輩。
その背中を追いかけて勉強を始めたはずなのに、ふと我に返ると、「自分はまだ、こんな低い場所にいる」と、その距離の遠さに足がすくんでしまうことはありませんか?
真面目なあなたは、「今の自分のままでは、あの人と話す資格なんてない」「もっと成果を出してからじゃないと」と、自分を小さく見積もってしまっているのかもしれません。
でも、大丈夫。
その焦りは、あなたが自分の可能性を信じ、高い場所へ行こうとしている何よりの証拠です。
「追いつく」のではなく、1秒で「横に並ぶ」
距離を縮めようと走るのではなく、心の距離をゼロにする。
心が苦しくなってしまうのは、憧れの人を「いつかたどり着くゴール」として、遥か遠くに置いてしまっているからです。
「勉強が終わって、成果が出たら会いに行こう」
そうやって自分に条件をつけると、今の学びは「資格を得るための苦しい修行」になってしまいます。
大切なのは、距離を縮めるために走ることではなく、意識の上で、今すぐその人を「隣」に呼んでしまうことです。
物理的な距離は遠くても、心の距離は1秒でゼロにできます。
遠い背中を追いかけるのをやめて、脳内で「同僚」として共に歩むための、3つの1秒アクションです。
- 「あの人ならどう面白がる?」と1秒だけ憑依させる
難しい問題にぶつかった時、「わからない」と悩み込む前に、憧れの人を脳内に招待してみましょう。「〇〇さんなら、この難問をどう面白がるかな?」そう問いかける1秒だけで、あなたは「教わる生徒」ではなく、その人と同じ視点を持つ「思考のパートナー」になれます。脳内で会話を始めるのに、資格も実績もいらないのです。
- 憧れの人が見ている「景色」を想像する
あの人の「背中」を見るのではなく、あの人が「見ている方向」を一緒に見てみましょう。その人は、どんな未来を語っていますか? どんな社会を願っていますか?「私たち、同じ方向を見ている同志だね」と心でつぶやくこと。共通の目的を見つけた瞬間、上下関係という重圧は消え、心地よい連帯感が生まれ始めます。
- あの人の愛する「言葉」を1つだけ真似る
すべてをコピーする必要はありません。その人がよく使う口癖や、大切にしているキーワードを1つだけ、ノートの隅に書いてみてください。「言葉を共有している」という小さな事実が、あなたとその人を繋ぐ、見えないけれど確かな架け橋になります。
あなたはもう、同じ道を歩く「友人」です
「いつか」ではなく、「いま」話しかけていいのです。
脳内で問いかけ、視点を借り、言葉を真似る。
そうやって一方的にでも「対話」を始めたその瞬間から、あなたはもう、その人の後輩ではなく、人生という道を共に歩く友人です。
成果が出てから胸を張るのではなく、胸を張って歩くからこそ、ふさわしい成果が後からついてきます。
今日は、遠くのステージを見上げるのをやめて、今の自分の「伸びしろ」を面白がり、脳内の隣の席に座っているあの人に笑顔で話しかけてみませんか?

